自作パソコンとは
パソコンを買う時選ぶことのできる選択肢は3つあります。
1つ目は家電量販店等に売っているメーカー製パソコンを買うという方法です。
この方法は簡単かつ確実にパソコンが欲しい場合には最適です。デメリットとしては基本的に少し値段が高い点があげられます。
2つ目はBTOといってメーカー製パソコンでは変更のできなかったグラフィックボードの変更や電源の変更など細かく変更することができるものです。
この方法はメーカー製に自分の欲しいスペックが存在しない時やオリジナリティを出したいが自作はできないというときに選びます。デメリットとしては変更しすぎて値段が想像以上になってしまうことがあったりすぐ納入されないという点があげられます。
3つ目は自作するという方法です。
自作には少し知識が必要ですが基本的に組み立ては簡単な為うまくパーツを選べるとコスパのいいパソコンを作ることができます。デメリットとしては知識が少し必要、すべて自己責任という点があげられます。
パソコンを構成するパーツは?
パソコンは
- CPU
- メモリ
- マザーボード
- GPU
- 電源
- HDD・SSD
- ケース
の7つのパーツで構成されます。
以下それぞれのパーツについて簡単に解説したいと思います。
CPU
CPUは中央演算装置といってパソコンの基本的な計算能力を決めるものです。
メーカーはINTELとAMDがあります。
INTEL製のCPUとしては一般PC向けのCore iシリーズや廉価版のCeleron,Pentiumシリーズ、サーバー・ワークステーション向けのXeonシリーズがあります。
AMD製のCPUとしては一般PC向けのRyzenシリーズやA、Fシリーズ、サーバー・ワークステーション向けのOpteronシリーズがあります。
メモリ
メモリはCPUが計算をするときに必要な情報を置いておく為のもので、計算に対してメモリが足りないと動作が遅くなったりします。DDR3やDDR4といった速度の違いで規格が別れていて互換性がありません。また、デスクトップとノートでは大きさが違うため互換性がないので注意です。
GPU
GPUはグラフィックボードなどのように独立したものとCPUに内蔵のものがあります。ゲームなど3DCGを扱わないのであればCPU内蔵のもので十分です。ゲームをするという場合はやりたいゲームの推奨スペックに合わせて選ぶといいです。
マザーボード
マザーボードは性能にあまり関係がなくほとんど拡張性の問題になってきます。基本的にはCPUのソケットに合わせて選びます。ただマザーボードによってはLANや音が良いものもあるのでこだわりたい場合はそういうのを選ぶのも良いでしょう。
電源
CPUやGPUの消費電力に応じて選びます。内蔵GPUの場合はそこまで消費電力が多くないので容量はそこまでいりません。電源は変換効率の基準があってそれを満たしたものは80PLUSの表示があります。安い電源を買うと数年でHDDなどを壊してしまったりするので個人的にはある程度お金をかけて欲しい所です。
HDD・SSD
作成したファイルなどを保存しておく所で動画や音楽を扱わない場合そこまで大容量は必要ありません。SSDも最近値段が下がってきているので動作の快適さの点でもSSDを選んだ方が良いと思います。予算の無い方は小容量のSSDと大容量のHDDの2台を使うと速度と容量の両立ができます。
ケース
ケースはこれまでに選んだマザーボードやGPUが入るものであればほとんど好みになります。ただある程度のものを買っておいた方が、使い回しが効くのと飽きが来ないという点では良いです。
自作PCを作る時はまずパーツの選定を大体CPU→マザーボード→メモリ→GPU→電源→HDD・SSD→ケースの順で選んでいきます。
自作のやり方~選定編~
まず求める性能に応じてCPUを選びます。
CPUにはソケットの規格がありINTELならLGA○○○○、AMDならSocket○○と書いてあるはずなので、その規格に対応したマザーボードをさがします。
次はマザーボードに書いてあるメモリ規格の中で必要な容量のものをさがします。
次にCPUに内蔵GPUがなかったりGPUを外付けしたい人はマザーボードにPCIexpress×16があることを確認してからGPUをさがします。GPUはやりたいゲームやソフトの推奨スペックをもとにさがしましょう。
次に電源ですが、GPUとCPUが消費電力のほとんどを占めるためGPUとCPUの消費電力を計算してその消費電力を1.5倍~2倍した位の容量を選べば問題無いです。規格は基本的にATX電源で大丈夫です。
HDD・SSDは前述したように必要な容量を選べば良いです。おすすめはやはりSSDです。SSDにするだけで快適さが違います。ちなみに私のパソコンはSSDとHDDの2台構成です。
最後にケースですがマザーボードと電源の規格に対応しているかという点とCPUとGPUが物理的に入るものを選べば良いです。大きいものを選んでおくと入らなくて困ることは無いです。
さて、パーツはこのような感じで選びますが、自作PCにはまだ組み立てをする必要があります。組み立てについては後日まとめたいと思います。